2019年5月期に過去最高益目標 2018年5月期を攻めの年と位置付けたアスクルの通期決算を見て見た件

7/4 , 2017

H29年5月期4Q連結業績(前年同四半期比)
売上高    3359億1400万円(6.6%)
営業利益   88億6500万円(4.1%)
経常利益   88億6600万円(3.4%)
純利益    10億1400万円(-80.7%)

通期予想に対する進捗率
売上高    100.3%
営業利益   110.8%
経常利益   110.8%

アスクル

火災の影響があるので営業・経常減益の予想でしたが増益の着地となりました。売上高は二桁増益とはなりませんでしたが7%近い増収となりました。ただ、来期は増収最終増益ながら、営業経常共に減益予想となっています。今期の業績とともに見ていきたいと思います。

まず今期の業績ですが、火災による特別損失は合計で112.5億円となりました。内訳は棚卸し資産の滅失損25億円、固定資産関連が85億円、従業員の休業補償他に1億円でした。このうちQ3に計上されていないのが固定資産関連のうちの12億円分で固定資産の解体・撤去・仮囲い費用等引当金追加計上分です。受取保険金は49.29億円でした。

事業別の業績は以下の通りです

BtoB事業
売上高 : 2919億円(+4.8%)
営業利益 : 140億円(+5.3%)

LOHACO
売上高 : 390億円(+18.8%)
営業利益 : -46億円(前年度比12億円程度損失拡大)

ロジスティクス事業・その他
売上高 : 49億円(+36.8%)
営業利益 : -5億円(前年度比1億円程度損失拡大)

LOHACOは期初売上予想480億円に対し390億円の着地なので90億円程度低くなりました。BtoB事業の営業損益は火災の影響で代替センター固定費増(一過性含む)と一時的な物流生産性の悪化により-9億円LOHACOの営業損益は代替センター固定費増(一過性含む)と一時的な物流生産性の悪化により-3億円となっています。関西に住んでいるからというのもあるかもしれませんが、最近LOHACOを使った時は火災の影響を感じることはありませんでした。火災直後は配送遅延の可能性に関する表記や品目制限みたいなのがあったような気がします。

さて、2018年5月期の業績予想ですが以下の通りです。

売上高    3650億円(8.7%)
営業利益   35億円(-60.5%)
経常利益   30億円(-66.2%)
純利益    15億円(47.8%)

増収最終増益予想です。営業減収の要因は物流生産性悪化による29億円、物流固定費増による52億円です。全体の物流固定費増のうち31億円はASKUL Value Center(AVC)関西の立ち上げに関するものです。AVC関西は2018年2月稼働予定です。

大きな関心ごとの1つに、いつ火災の影響がなくなるのかといったところだと思うのですが、2019年5月期には物流生産性が火災前に回復見込みとのことで、さらに2019年5月期に過去最高益を目指すとのことでした。

中期の考え方として2018年5月期は攻めの年と表現されています。攻めのポイントとして
1.AVC日高の立ち上げ
2.AVC関西の立ち上げ
3.AVCにおける新たにな収益の創出
4.自社グループ配送の拡大
以上の4つが挙げられています。

1のAVC日高はLOHACO専用センターで2018年5月期末で火災前の商品数から倍増の計画。2はアスクル最大・最新鋭の物流センターで西日本の物流最適化を実現すると同時に省人化による効率向上(庫内費従来比19%改善)も実現とのこと。3はビックデータを活用した広告販売の拡大と外部事業者からのフルフィルメント*受託による収益拡大。4は自社グループドライバー増員、Happy on Time拡大(細かい時間指定等のサービスをやってます)ビックデータ・AIで配送の見える化、エコ配を最大活用です。
(*フルフィルメントとは、ECなどで注文があってから注文者に届くまでの一連の業務のこと)

2017/07/04現在
株価 : 3390円
時価総額 : 1873億円

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