中国セグメントで連結子会社の持分法適用会社化による減収があったものの増収、原価率減少などあり2桁増益となった小糸製作所のQ4決算を見て見た件

5/3 , 2018

H30年3月期4Q連結業績(前年同四半期比)
売上高 : 8488億6800万円(0.9%)
営業利益 : 1037億8500万円(12.2%)
経常利益 : 1079億4500万円(13.2%)
純利益 : 833億9700万円(47.1%)

通期予想に対する進捗率
売上高 : 101.1%
営業利益 : 103.8%
経常利益 : 103.8%
純利益 : 112.7%

小糸製作所

ご無沙汰しております。久々に記事を書きます。そして初めて取り上げる企業になります!
小糸製作所、現在は自動車照明、航空機部品、電子装置・部品などの製造販売を行なっている東京本社の企業になります。
創業は1915年、大正4年で100年以上の歴史を持つ企業です。小糸源六郎商店として東京の京橋で創業し鉄道信号灯用のフレネルレンズの生産販売を行なっていました。
ちなみにWikipediaによると日本発の営業用鉄道の開業が1872年、自動信号機の使用が始まったのが1904年、日本発の地下鉄開業が1927年とのことでした。
創業から40年ほど経った頃、研究を進めていたランプの実用化に成功しトヨタ自動車などに納入を開始しています。

さて、今期の業績ですが増収増益で2桁増益となりました。
まずはセグメント別に売上高を見て行きます。

日本
売上高 : 3646億円(+12.7%)
北米
売上高 : 1868億円(-0.05%)
中国
売上高 : 1577億円(-27.7%)
アジア
売上高 : 965億円(+17.9%)
欧州
売上高 : 430億円(+39.5%)

減収となったのは北米と中国で、北米はほぼ横ばいといった感じです。中国は、連結子会社だった上海小糸車灯有限公司をQ2末より持分法適用会社としたことで大幅減収となりました。
増収だった地域は、自動車の生産台数が増加しているようで、これに加え、新規受注拡大やLED化の進展などにより伸びたようです。ちなみに微減だった北米は自動車生産台数は減少したものの新規受注の拡大とLED化の進展により微減で済んだようでした。中国は生産台数増加、新規受注の拡大もあったようでした。

増収幅に対して増益幅が大きいのでPLも少し見ておきます。
「前年度=>今年度」という形で書いて行きます。

原価率 : 82.5%=>81.6%
販管費率 : 6.5%=>6.2%

原価率も販管費率もともに減少しています。

営業外損益は、前年度に比べ為替差損などが増加した影響で営業外費用が数億円増加しましたが、受取利息など営業外収益が18億円程度増加したことで前年度より良い数値に。

特別損益は、前年度に比べ独禁法関連損失が減少したことで特損額が小さくなったことに加え、関連会社出資金売却益が146億円、技術対価収入が33億円程度と前年度になかった特別利益が計上されたことで大幅増となりました。

期末BS
流動資産 : 4812億9100万円
固定資産 : 1916億3200万円(うち有形固定資産1339億3500万円)
流動負債 : 1770億9200万円
固定負債 : 510億2200万円
純資産 : 4448億800万円(うち株主資本3818億3600万円)

2018/5/2現在
証券コード : 7276
株価 : 7540円
時価総額 : 1兆2123億円

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