各事業好調で全セグメント増収ながら、原材料調達のコスト増などにより「加工食品」「水産」「畜産」が減益となり全体で増収減益となったニチレイのQ3決算を見て見た件

2/11 , 2018

H30年3月期Q3業績(前年同期比増減)
売上高   4350億6700万円(4.9%)
営業利益  256億1800万円(-2.7%)
経常利益  260億3800万円(-0.8%)
純利益   163億2600万円(-4.9%)

通期予想に対する進捗率
売上高  76.7%
営業利益 84.0%
経常利益 85.1%
純利益  83.7%

ニチレイ

食品系の中でも水産系と冷食系に最近興味があり見てみました。増収だったものの減益とのことでとりあえずセグメント別の業績を見ていきます。

【加工食品】
売上高 : 1710億8100万円(+8.9%)
営業利益 : 125億3100万円(-4.5%)
=>ニチレイで最も大きなセグメントです。このセグメントは家庭用調理品、業務用調理品、農産加工品、海外、その他で構成されており今期は最も業務用加工品の増収幅が大きく前期比12.3%増となりました。そのほかに関しても増収でした。しかし、原材料・仕入コストの上昇や関連会社業績影響などにより減益となりました。

【水産】
売上高 : 579億1600万円(+3.1%)
営業利益 : 5億3600万円(-54.8%)
=>外食・中食向け商材の販売拡大に努めたことや、「たこ」「魚卵」の取扱いが伸長したことなどにより増収となったものの、円安の影響で「エビ」の調達コストが増加したことにより減益となりました。

【畜産】
売上高 : 686億8200万円(+2.0%)
営業利益 : 11億4800万円(-17.1%)
=>市況や需要の変動に対応した買い付けや販売を進めたことなどにより増収となりましたが、鶏肉の調達コスト上昇を吸収しきれず減益となりました。

【低温物流】
売上高 : 1449億8900万円(+2.4%)
営業利益 : 95億400万円(+7.9%)
=>業務改善及び運送効率化などのコスト対応を推進したことに加え、通過型センター事業*が順調に推移したことで増収増益となりました。
(通過型センター事業 : 保管しない物流事業で複数のベンダーが複数の小売店に納入すると配送コストや荷受作業が煩雑になるのに対してどう事業は一旦通過型センターを通すことで配送コストを削減し荷受作業が効率化するというもの。詳しくは図解があるのでこちらを。)

【不動産】
売上高 : 36億1500万円(+4.9%)
営業利益 : 15億9000万円(+0.8%)

【その他】
売上高 : 39億4400万円(+16.8%)
営業利益 : 6億9400万円(+84.1%)

【調整額】
売上高 : -151億6200万円
営業利益 : -3億8800万円

食品系の企業決算を読んだのは回数的にとても少ないので、なかなか新鮮です。特に思ったのは、業界問わず色々なものの値段が上がっているなということです。人件費の高騰はもちろん燃料代だったり賃料なんかは他の企業でもよく聞きますが、食材の部分でも水産物の値上がりというのが多くありました。しかもどこの企業にも言えることですが、何かしらが値上がりしたけれど、その分の値上げはできていないから利益を圧迫しているということ。もちろん消費者的な視点から言えば値上げは全く歓迎できるものではありません。全く。全くです。(学生にはとても辛い。学生じゃなくても辛い。)ただ、それが回り回って給料が下がるのならそれも歓迎できない。様々なモノの価格変動が予測できればなんとかなるものなのか、それとも予測できても何もできないのか、何かできるといいなと思いました。(感想が雑ですいません。)どうでもいいですが、個人的に最近あまり見ませんがニチレイの冷食の自販機のやつ割と好きでした。。

2018/2/9現在
証券コード : 2871
株価 : 2586円
時価総額 : 3618億円

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