半導体製造装置の設備投資が特に韓国で好調 43%超増収、各利益はほぼ2倍となった東京エレクトロンのQ3決算を見てみた件

2/3 , 2018

H30年3月期Q3業績(前年同期比増減)
売上高  7747億5000万円(43.7%)
営業利益 1814億1100万円(92.7%)
経常利益 1804億2600万円(88.5%)
純利益  1313億8400万円(93.4%)

通期予想に対する進捗率
売上高  68.6%
営業利益 66.9%
経常利益 66.6%
純利益  66.4%

東京エレクトロン

先日、東京エレクトロン子会社の東京エレクトロンデバイスの決算を取上げまして、今回は親会社の東京エレクトロンを取り上げます。
(デバイス決算記事 : 売上の9割を占める半導体及び電子デバイスがEV化などの影響で大幅増収増益となり全体で2桁増収、営業利益は4.9倍となった東京エレクトロンデバイスのQ3決算を見て見た件)

業績はデバイスの利益の伸びよりかは当然小さいものの、売上高は約44%増収で各種利益は前年同期のほぼ倍となっています。あとで、PLを見ますが売上が大きく伸びていますから、その増加分に加え生産性改善によりコストが改善したのではないかと思ったりしながら、セグメントごとの業績をとりあえず見てみます。

半導体製造装置
売上高 : 7291億5400万円(+44.0%)

データセンター向けの需要拡大を背景にフラッシュメモリの需要が引き続き逼迫しておりメモリ向け設備投資が継続的に行われたこと、ロジック系半導体についてもサーバー向けの需要に対応するための設備投資が行われており全体として好調に推移しました。

フラットパネルディスプレイ製造装置
売上高 : 452億8900万円(+39.9%)

中国を初めてとして、テレビ用大型液晶パネル向け製造装置の投資が拡大、一方モバイル用中小型パネル向け設備投資も続いており、市場は好調に推移したことで大幅増収となりました。

その他
売上高 : 3億600万円(-9.4%)

続いて、半導体製造装置の地域別売上高を見てみます。

日本 : 1003億5700万円(+55.4%)
北米 : 852億9600万円(+12.1%)
欧州 : 719億3500万円(+166.5%)
韓国 : 2496億4500万円(+203.7%)
台湾 : 1246億9900万円(-17.5%)
中国 : 724億7900万円(+6.8%)
東南アジア他 : 247億4100万円(-34.0%)

全ての地域で伸びた訳ではなく、減少した地域もありながら大きく伸びた地域がそのマイナス分をカバーしてもなお余る売り上げがあったという感じ。特に韓国は地域別で最も売上が大きくかつ伸び幅も大きいです。って訳で韓国の設備投資について少しググってみると、3年ぶりにGDP速報値が3%台の成長で設備投資が大幅にのび太とのことでした。成長が鈍化した産業やマイナスになった産業もありながら、半導体が好調を維持したとのことで、東京エレクトロンの主要セグメントである半導体製造装置の中で韓国が伸びているのはそういうことだったのかと。

最後に、PLを少し覗いて見ます。

まずは原価率と販管費率から

原価率
前年度Q3 : 60.7%
今年度Q3 : 58.5%
原価率は2.2ポイント改善

販管費率
前年度Q3 : 21.8%
今年度Q3 : 18.1%
販管費率は3.7ポイント改善

営業利益以降の項目で前年同期比で大きな変動があったのは、まず、営業外費用の為替差損の増加(26億円程度増)次に、特損の災害による損失が前年度計上されていましたが、今季は無くなっています。(前年度78億円程度計上)

2018/2/2現在
証券コード : 8035
株価 : 20090円
時価総額 : 3兆3190億円

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