売上高は2桁増収ながら店舗に関わる一時的なコストと人件費等により営業利益は0.3%増にとどまったニトリHDにQ3決算を見て見た件

12/22 , 2017

H30年2月期Q3業績(前年同期比増減)
売上高  4227億1200万円(11.5%)
営業利益 704億2500万円(0.3%)
経常利益 715億円(0.5%)
純利益  512億4500万円(7.7%)

通期予想に対する進捗率
売上高  74.4%
営業利益 71.1%
経常利益 71.5%
純利益  74.8%

ニトリホールディングス

売上高が二桁増と好調な割に営業利益の増益幅が小さな着地となりました。要因は後ほど探ろうかと。ひとまず業績の内訳を見ていきます。

家具・インテリア用品販売
売上高 : 4127億7300万円(+11.2%)
その他
売上高 : 99億3800万円(+25.7%)

その他のうち52億円が不動産賃貸収入になっています。

メインの事業である家具・インテリア用品販売は、寝具・寝装品を中心とした季節商品やソファー、ベッドルーム家具が売上を牽引したとのことでした。またSNSの発信を始めとしたデジタルコミュニケーションの推進も売上増加に寄与し増収増益でした。冒頭で書いた営業増益幅が増収幅と比較して小さい件についてですが、積極的な新規出店と既存店の計画的改装推進にかかる一時的なコスト発生に加え、人件費・賃借料の増加により販管費率が増加したことによるものとのことでした。前年同期と比較した販管費率は以下の通りです。

前年同期 : 36.1%
今期Q3 : 37.8%

割合で見ると1.7%の悪化でした。一応原価率も見て見ました。

原価率
前年同期 : 45.3%
今期Q3 : 45.5%

若干の悪化といった感じです。
営業外損益と特別損益は前年同期より利益が多い状態で、中でも特別利益は、おそらくQ1に行われた海外での子会社株式譲渡の影響により関係会社株式売却益が計上されており、これが四半期純利益の増益幅を押し上げる要因になっています。

店舗数ですがQ3期末で前期末比38店舗増の509店舗でした。前年同期が39店舗だったので増加した店舗数はあまり変わりません。店舗が増えている地域に関しては、国内は前年同期とあまり差がないように感じます。目立って変わったと感じたのは中国で前年同期は2店舗増でしたが今年度は7店舗増、2022年に中国200店舗に向けて全国への商品集荷・供給体制構築を行うようです。ちなみに現在は18店舗なのでこれからさらに伸びるんだと思います。

物流面に関してですが、人材不足やEC市場拡大による物流需要の増加に対応するために、AIが入出庫情報を分析し商品保管用の棚を作業者の手元まで自動で運搬する無人ロボットの稼働を開始し、大阪DC*では作業台が上下昇降・左右首振りすることでコンテナ内の商品積み下ろし作業の負荷を軽減するマシーンを村田機械*と共同開発し導入したとのことでした。
(*DC : ディストリビューションセンター=>保管型物流センター)
(*村田機械 : 村田製作所の関連企業かと思いましたが違うようです。連結で売上高が2613億円ある企業でした。)

2017/12/15現在
証券コード : 9843
株価 : 17115円
時価総額 : 1兆9587億円

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