韓国でのロイヤリティ収入減も中国スマホの好調や北米業績回復で増収増益となった画像認識技術を利用したソフトウェアなどを提供するモルフォの通期決算を見て見た件

12/9 , 2017

H29年10月期通期業績(前年同四半期比)
売上高  23億5700万円(10.0%)
営業利益 8億900万円(-1.9%)
経常利益 8億3900万円(11.4%)
純利益  6億3000万円(24.1%)

通期予想に対する進捗率
売上高  94.3%
営業利益 85.2%
経常利益 88.3%
純利益  96.9%

モルフォ

初めて取り上げる企業です。なんでこの会社を知ったかは全く覚えていないんですが、決算スケジュールを見てたときに目に止まってピックアップしました。超絶有名企業というわけでもないと思うので(個人的には名前だけ知っていたという感じでした。)事業内容から触れて見ます。大雑把にまとめると「画像処理技術」の会社です。画像処理技術を使ったソフトウェア製品を提供しています。強みとしては昨日全てをソフトウェアで提供することで余計な容積を必要とせず壊れにくく、消費電力が少ないこととのことで、「スマホ・タブレット・PC」「セキュリティ」「車載」「医療」などの分野に展開しています。

セグメント別業績

カメラデバイス事業
売上高 : 19億4625万円(+6.5%)
セグメント利益 : 13億652万円(+5.6%)

ネットワークサービス事業
売上高 : 4億1139万円(+30.3%)
セグメント利益 : 1億5909万円(+21.6%)

両事業とも伸びています。カメラデバイス事業はスマホを中心とした車載、監視カメラ、業務・産業機器などへの組み込み向け製品のライセンスや開発・サポートを行なっている事業で今年度はスマホ向けロイヤリティ収入が韓国で減少したものの中国での成長と北米の回復が補填し、車載向け開発収入が年間を通して継続的に売上計上できたことにより増収増益となりました。韓国でのロイヤリティ収入減は、主要顧客であるLGとサムスンの影響なんだろうと思います。2年前にモルフォの主要顧客のトップであったLGの過去の業績とモルフォのLGに対する売上を比較しながら見て見ましたがやはり同社のスマホの売上に大きく影響を受けているなと。LGスマホの不振が始まった時期以降モルフォの対LG売上が減少していて、逆に好調だった時期の売上はかなり大きいということで連動しているなと。LGもサムスンもスマホ以外も扱う企業なのでどの程度スマホの影響があるのかと思い調べたのですがやはりかなり影響を受けているなと。詳しくは調べていませんが中国スマホが伸びて来ていてその影響がLGなどにも来ているようで、モルフォも韓国の減収を中国の成長と北米の回復で補填とのことだったのでやはり決算短信の内容と一致するなと思いました。ちなみに前年度の主要顧客の売り上げトップはHuaweiでした。技術的な話になるんですが、スマホカメラに対してどんな技術を提供しているかというところなんですが、例えばHTC社のスマホでは静止画・動画の手ぶれ補正技術などが高く評価されているようでした。他にも静止画・動画のノイズ除去技術などを提供しています。

ネットワークサービス事業は画像処理技術やディープラーニングを中心とした画像認識技術を用いたシステムのライセンス、開発・サポートなどを行なっていて、今期は顧客開拓が進みクラウドサービス事業者や放送事業者から電子機器メーカー、医療関連事業者などへ顧客の幅が広がったとのことでした。業績数値に関しては前期の開発案件がロイヤリティ収入に切り替わったのに加え開発案件が増加したことで大幅増収増益となりました。

2017/12/08現在
証券コード : 3653
株価 : 5250円
時価総額 : 276億円

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