今期2度目の上方修正 全ての製品グループ好調に加え新規連結子会社が貢献 日本電産のQ2決算を見てみた件

10/24 , 2017

H30年3月期Q2業績(前年同四半期比)
売上高   7158億9000万円(26.9%)
営業利益  826億1200万円(19.8%)
税引前利益 766億3000万円(15.6%)
純利益   600億7400万円(19.9%)

通期予想に対する進捗率
売上高    49.4%
営業利益   48.6%
税引前利益  47.0%
純利益    46.9%
日本電産

今期2度目の上方修正となりました。まず始めに上方修正の内容から見てきます。
売上高 : 1兆3750億円=>1兆4500億円(+750億円)
営業利益 : 1650億円=>1700億円(+50億円)
税引前利益 : 1610億円=>1630億円(+20億円)
当期純利益 : 1270億円=>1280億円(+10億円)

Q1にも上方修正をしているので今期2度目です。想定為替レートは期初想定レート据え置きの1ドル105円、1ユーロ110円です。昨日の安川電機よりも円高な想定になっています。
(昨日の安川電機決算はこちらから)
上方修正の理由としては、Q2累計期間において主要製品グループ全てで増収増益を達成し、売上高・営業利益共に前回公表値を上回る進捗であったためとのことでした。

次に製品グループ別の業績を見ていきます。

精密小型モータ製品グループ
売上高 : 2204億7400万円(+4.1%)
営業利益 : 361億4200万円(+9.6%)
為替影響 : 92億円増収19億円増益

車載及び家電・商業・産業用製品グループ
売上高 : 3905億7200万円(+47.0%)
営業利益 : 386億4400万円(+38.2%)
為替影響 : 31億円増収7億円増益

機械装置製品グループ
売上高 : 678億4900万円(+25.9%)
営業利益 : 125億8600万円(+23.4%)

電子・光学部品製品グループ
売上高 : 349億9700万円(+12.8%)
営業利益 : 55億3100万円(+13.4%)

その他製品グループ
売上高 : 19億9800万円(+14.0%)
営業利益 : 2億8100万円(-2.1%)

その他を除き全て増収増益でした。為替影響による増収増益額は売上高で262億円程度、営業利益で45億円程度なので、為替影響を除いても大幅な増収増益で、業績数値全てにおいて過去最高を更新しました。

グループごとの状況としては、「精密小型モータ」ではHDD用モータが販売数量は前年同期で5%程度減少となったものの為替影響により増収となりました。もっとも増収増益幅の大きかった「車載及び家電・商業・産業用」は、前年度Q4に買収が完了した新規連結子会社の影響と当Q2に買収が完了した新規連結子会社の影響により大幅増収増益となりました。「機械装置」はプレス機器及び液晶ガラス基板搬送用ロボットの増収により増収増益となりました。なお、主要製品グループにおいて機械装置製品、電子・光学部品の利益を除き前四半期比でも増収増益となっています。

中期戦略目標「Vision2020」に向けて買収が進んでいて業績にもしっかり貢献しているなといった感じですよね。今期大幅増収増益となった車載及び家電・商業・産業用製品グループで前年度Q4と当Q2に買収が完了した企業の貢献としては、トータルで売上高851億円、営業利益33億円となっています。この新規連結子会社の影響を除いても15%程度の増収、26%程度の増益なので買収がなくても大きく成長していることがわかります。

最後に、永守重信会長兼社長がソフトバンクの社外取締役を「本業(日本電産)との兼務が困難になった」ということで9月29日に退任なさいました。個人的に尊敬する経営者の一人で、自分が経営に興味を持つきっかけになった人なので、ソフトバンク株主総会での柳井さんや孫さんとのやりとりが見れなくなるのは残念ですが本業などでさらなる活躍を期待したいです。

2017/10/24現在
証券コード : 6594
株価 : 14820円
時価総額 : 4兆4184億円

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