【非上場企業】クボタに次ぐ大手農機メーカー 大手 TOP3唯一の非上場企業ヤンマーHDの決算短信を業界最大手と比較しながら見てみた件

9/1 , 2017

H28年3月期通期業績(前年同四半期比増減)
売上高    7038億9300万円(7.5%)
営業利益   249億6800万円(-37.2%)
経常利益   235億2100万円(-40.6%)
純利益    93億7600万円(-60.3%)

H29年3月期通期業績(前年同四半期比増減)
売上高    7493億円(6.5%)
経常利益   113億円(-51.9%)

ある本を読んでいた時にヤンマーのことが書かれていて、会社は知ってるけど決算資料は読んだことないと思ってみてみたら非上場でした。なので、このサイトとしては初の上場が決まっている企業以外の非上場企業の決算を取り上げました。大きい会社なのであるだけかもしれないのですが上場企業でもないのに決算短信を作成していて驚きました。期末における発行済株式総数も売上規模から見れば少ないような感じもするのですが、上場企業なみにありました。農機メーカーにおける売上規模ではクボタに次ぐ2番手で3番手は井関農機です。ヤンマーHDは子会社107社、関連会社25社で構成されており農業機械等の産業機械と産業用エンジン等の内燃機関及び関連機器の2つの事業を主に行なっています。H29年3月期分についてはまだ決算短信が出ていないので今回はH28年3月期分をみていきます。まずはセグメント別の業績を見てみます。

産業用機械事業(農業機械、建設機械、常用・非常用発電機等の製造販売)
売上高 : 4109億円(+11.4%)
セグメント利益 : 77億円(-37.5%)

内燃機関及び関連機器事業
売上高 : 2809億円(+3.7%)
セグメント利益 : 194億円(-27.6%)

売上高は産業用機械事業が大きく、セグメント利益は内燃機関及び関連機器事業が大きいという結果でした。産業用機械事業については農業機械は売上高増、建設機械は国内市場において排ガス規制強化前の駆け込み需要による販売増と欧米の堅調な需要に支えられ売上増、カスヒートポンプ及び発電機も売上増となりました。内燃機関及び関連機器事業も一部地域での市場低迷の影響を受けながらも他の地域の需要に支えられ増収でした。

増収ながら減益ということで、減益の要因ですが、売上原価率の悪化があります。売上原価率は前年同期比2.4%悪化の71.4%でした。この他にも営業外損益でのマイナス幅拡大と市場対策費や固定資産処分損の増加による特別損失の増加などが利益を圧迫しました。

H29年3月期については決算短信が出ていないので、正確なことはわかりませんが、最終赤字であったようです。ヤンマーのリリースにも記載されていますが、最終商品事業の現行領域での新商品投入・営業・アフターセールス改革とエンジン・コンポーネント事業の新領域における製品開発などへの先行投資があり研究開発費が想定以上に膨らんだようです。また先ほどH28年3月期の決算の中で書きましたが、同年度に建設機械が排ガス規制強化前の駆け込み需要があったため、その反動減が出たようでした。
ヤンマーHD最終赤字13億円 17年3月期、開発費が負担-日本経済新聞

ヤンマーの業績推移は以下の通りです。



H25年3月期がヤンマー株式会社としての決算の最終年でH26年3月期からはヤンマーホールディングス株式会社として決算を出しています。8年間の推移になっているのは、遡って観れるのが8年間だったからというだけです。売上高は順調に伸びているという感じですが当期純利益に関しては売上原価率の悪化や販管費率の悪化、特損の増加などがあり減少傾向にあります。

参考として業界最大手のクボタの業績推移をグラフにしました。
H27年から12月期決算に変更されています。



最後にヤンマーとクボタの当期純利益率をグラフで比較して見ました。



一時、当期純利益率がkubotaの56%程度まで行っていたようですが現在はかなり開きができてしまっています。財務制限条項の中に経常利益維持で2期連続損失にならないようにすることという縛りがあるのであれですが、農業の領域は今少しづつ変わってきている感じがあるので、しっかり先行投資をして新しい農業になっても勝てるようにすることがいま求められることなのかなと思いました。

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