ライブは観客動員数・チケット単価共に好調ながら減益 全体としては減収減益となったエイベックスグループHDのQ1決算を見て観た件

8/12 , 2017

H30年3月期Q1連結業績(前年同四半期比)
売上高    324億4900万円(-9.2%)
営業利益   11億6100万円(-23.2%)
経常利益   10億9800万円(-18.0%)
純利益    3億2200万円(-32.7%)

通期予想に対する進捗率
売上高    20.0%
営業利益   15.9%
経常利益   15.5%
純利益    11.5%
エイベックス・グループHD

スタートアップへの投資に関する何かで名前をみたのでみてみました。減収減益の着地でした。売上については各セグメント良くなく、営業利益は不採算サービスの終了により一部増益があったものそれ以外のセグメントにおいて減益だったことにより減益となりました。セグメント別の業績は以下の通りです。

音楽事業
売上高 : 236億円(-2.6%)
営業利益 : -0.4億円(赤字転落)

アニメ事業
売上高 : 36億円(-26.1%)
営業利益 : 8億円(-44.9%)

デジタル事業
売上高 : 59億円(-20.4%)
営業利益 : 6億円(黒字転換)

音楽事業についてはサブセグメントの売上高と売上総利益が出ているのですが9つもあるので大きな変動のあったもののみ以下に紹介します。

ライブ
売上高 : 77億円(+19.3%)
売上総利益 : 4億円(-48.4%)

音楽パッケージ
売上高 : 56億円(-20.6%)
売上総利益 : 13億円(-4.8%)

マネジメント
売上高 : 17億円(-23.7%)
売上総利益 : 7億円(-12.9%)

ライブに関しては観客動員数、チケット単価共に上昇したものの売上総利益は減益でした。動員数は29万人増の90万人でチケット単価は1002円増の8605円となりました。あくまでも推測なのですが、前年同期はスタジアム公演が0だったのに対して今期は14公演あったことアリーナ公演が16公演減ったことなどを見ると会場規模によって費用が違うはずなのでスタジアム規模でやると売上原価率が高いのかなと。音楽パッケージはCDのシングル/アルバムとDVDなどです。これに関してアルバムにおいては単価が1343円減の2223円で、さらに枚数が13.5万枚減の72.2万枚になり、シングルは単価は上昇したものの枚数が減少、DVD・ブルーレイは単価、枚数共に減少しました。

アニメ事業はアニメパッケージの販売減少などによる減収減益でした。デジタル事業は映像配信サービスにおいて一部不採算サービスを終了したことで減収となったものの増益となりました。映像配信サービス会員数は前年同期比6.9%減となる473万人でした。前四半期比では7.6%減でした。

個人的に思うところとしては、最近は音楽もDLするよりSpotifyで聞くことが増えたし、ましてCDなんていつから買ってないかわからないくらい買ってません。なのでシングル/アルバムの単価や枚数が減少するのは理解できます。そうなった時に音楽パッケージは今後も伸びることには期待できないんだろうなと。一方でライブは年々人気を高めている気がするのでそっちに注力した方が良さそうな感じがします。ライブは現時点で音楽事業の主力サブセグメントの中でもダントツで売上総利益率が低いのでこれを改善できると面白い気がします。また、すでにその領域のスタートアップに投資及び資本業務提携を発表していますがライブはVRとはとても親和性が高いと思うので、ライブの当日に会場に参加するチケットに加えてライブ当日にVRで参加するチケットを販売してみるのもいいように思います。ライブに行ったことないからとりあえず雰囲気を掴むためにVRで参加したいとか、ライブの行き帰りがめんどくさいけどライブには参加したい人にとってはメリットのあるチケットだと思います。また、現在はライブDVDの販売がありますが、それに加えてVR用のものがあってもいいように思います。VR用は様々な席別に販売をしたり全ての席の映像が観れるものを用意したりして、購入の価格的ハードルを下げて観てもいいかもしれません。ライブDVDってかなり高いのである程度機能(席や見れる曲など)を制限しても安い方がいいというユーザーもいるような気がするので色々試してみると面白いし個人的にはそういうものを期待しています。

2017/08/10現在
株価 : 1459円
時価総額 : 668億円

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