アームの売上とスプリント・ソフトバンクビジョンファンド評価益により増収営業増益ながらもデリバティブ損失などあり最終大幅減益となったソフトバンクグループのQ1決算を見てみた件

8/7 , 2017

H30年3月期Q1連結業績(前年同四半期比)
売上高    2兆1860億5900万円(2.8%)
営業利益   4792億7300万円(50.1%)
税引前利益  775億6800万円(-78.2%)
純利益    55億2100万円(-97.8%)

ソフトバンクグループ

増収減益となりました。増収分については主にArmの分です。営業利益の大幅増益はソフトバンクビジョンファンドの評価益が新たに計上されていることと、スプリントの大幅増益が効いている状態です。税引前利益はソフトバンクグループの支払利息の増加、アリババの持分法投資利益の減少、前年同期にアリババの株式売却益が計上されていたこと、かなり大きいのはデリバティブ損失2570億円などあり大幅減益となりました。事業別の業績を見ていきます。

国内通信事業
売上高 : 7556億5600万円(-0.8%)
セグメント利益 : 2184億6700万円(-8.6%)

スプリント事業
売上高 : 9104億2300万円(+4.2%)
セグメント利益 : 1319億8700万円(+190.9%)

ヤフー事業
売上高 : 2114億5900万円(+3.5%)
セグメント利益 : 515億8400万円(+2.5%)

流通事業
売上高 : 2977億5500万円(-5.6%)
セグメント利益 : 23億6500万円(-64.6%)

アーム事業
売上高 : 470億3700万円
セグメント利益 : -69億3500万円

SVF(ソフトバンクビジョンファンド)事業
セグメント利益 : 1052億2900万円

スプリント事業が好調ですね。ソフトバンクビジョンファンドはアメリカの上場企業NVIDIAの評価益として1068.7億円が計上されています。設立費用等がかかっているのでその分減ったセグメント利益になっています。
減収減益となった国内通信事業ですが、新規契約件数がモバイルデータ通信端末の減少により前年同期比3.3万台減少また、料金の安いY!mobileのスマホ構成比率の上昇などがあり通信ARPU*が前年同期比220円減の3830円となっています。解約率は改善傾向です。減益要因ですが先行投資により8.6%減益でした。先行投資の内容についてですが、顧客基盤の拡大とギガモンスター・SUPER!FRIDAYなどの顧客還元、Yahooショッピングのポイント10倍などのYahooとのシナジーのための投資となっています。
(ARPU : 1契約あたりの平均売上)

Yahoo事業については最新の決算をまとめた記事がありますので、そちらをご覧ください。
ソフトバンクとの連携が奏功しコマース事業が好調 プレミアム会員ID数は40%増 YahooのQ1決算を見て見た件

アームは前年同期比2%増収チップの出荷数は28%増の47億個となりました。
最後にソフトバンクビジョンファンドですが、今回セグメント利益を計上しているNVIDIAはAI向けのGPUを販売している上場企業で8月4日時点で時価総額で994億ドルの企業です。他にもGuardantHealthという人工知能による総合血液生体検査を行なっている企業にも投資しています。

2017/08/07現在
株価 : 9023円
時価総額 : 9兆9312億円

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