次世代店舗構築や適正化の前倒し、減損計上などにより業績下方修正となった大塚家具のQ2決算を見てついでに自分だったらどうするか考えて見た件

8/5 , 2017

H29年12月期Q2連結業績(前年同四半期比)
売上高    213億8000万円(-11.3%)
営業利益   -27億200万円
経常利益   -26億900万円
純利益    -45億6700万円

通期予想に対する進捗率
売上高    49.9%
大塚家具

初めてこのサイトで大塚家具を取り上げたのはお父さんと争っていた時期だと思います。当時の記事を探して見て見たのですが、2015年8月のQ2決算が売上300億円程度で純利益3億円程度でしたのでそこから比べると2年ほどで売上高が90億円程度減った感じです。個人的には期待していたのですが現時点で結果は特にない感じなのかなと思います。2015年以降決算を全く見てこなかったので思い出しながら資料を見て最後に自分が何かできる立場だったらどんなことをするか考えて見たいと思います。

まず今期のQ2業績予想の下方修正ですが、もともとQ2は純損失3.2億円程度の予定でした。下方修正の要因としては、本部施設等の共用資産や店舗の減損と次世代店舗構築加速のための店舗過剰面積の縮小、店舗の適正化を前倒しで行うことによる損失見込み額(19.5億程度)を事業構造改善引当金としてQ2に計上したことによるものです。内容を見る限りは改革の道半ばというところなのかなと思います。商品別と地域別の売上高を見て見ます。

商品別売上
収納家具 : 3億2228万円
和家具 : 6967万円
応接 : 49億2794万円
リビングボード : 11億7433万円
学習・事務 : 11億4763万円
ダイニング : 41億2991万円
ジュータン・カーテン : 19億1776万円
寝具 : 52億2988万円
電気・住器 : 8億5420万円
単品 : 4億6667万円
リトグラフ・絵画 : 1704万円
その他 : 10億9877万円

地域別売上高
関東 : 128億4600万円(-9.1%)
関西 : 38億8000万円(-21.7%)
東海 : 16億7400万円(-13.2%)
その他 : 19億1800万円(-4.0%)
=>この他の売り上げがあるので10億円程度誤差があります。

あまりにも品目が多かったので書きませんでしたが、最も前年同期比で売上減少率が大きかったのは収納家具の-27.4%でしたその他もだいたい10%前後の減収で、増収だったのが和家具(+5.2%)とリトグラフ・絵画(+16.8%)でした。なんかリトグラフ・絵画については買ってるのは1顧客でもおかしくないような値段ですが。

何にヤバさを感じるかというと売上高の減少です。利益については、過剰設備削減や新たな投資等で損失になるのは改革の道半ばということもあって仕方ないように感じるのですが、売上高の減少が気になります。店舗も実際減っていると思うので全体的な減収は仕方ないのかもしれませんが、面積あたりの売上高の減収というのはどうなんだろうかと。例えばそれぞれ上半期で2015年度は1㎡あたり18万9700円程度の売り上げを上げていました。面積が少し増えた2016年度は1㎡あたり14万8900円、今年度は13万6800円となっていて、2年で1㎡あたりの売上高が5万円ほど減っています。これは、高価格帯だけでない商品が入ってきたことによるものなのか、それとも客単価自体はほとんど変わっていなくて純粋に購入者数が減っているのか、もし後者ならそれなりにやばいような感じがします。おそらくそうであれば、お父さんの時代について顧客が離れてる一方で新たな層は取り込めていないということなのかなと。

今後のことを勝手に妄想するために、大塚家具が今年3月に出した経営ビジョンを読んで見ました。「ミッション」と「大塚家具が大切にしてきたこと」はとてもいいなと思いました。特に「これでいい」ではなく「これがいい」と言える選択肢というのはとても難しいけどいいなと思いました。一方で中途半端だなと思ったのは高級品をやめて低価格路線に変更したのではなく、上質な暮らしを願う方々の様々なニーズに応える”多彩な品揃え”というところですね。ネット販売専業であればロングテールみたいなのがあるのでそれはそれでいいような感じもなくはないのですが大塚家具の場合在庫も持っているので多彩な品揃えにするということは多彩な在庫を持つことにも繋がるはずなのでどうなのかなと。しかも、高価格帯のものを買える人が低価格のものを買うという可能性はあり得ると思うのですが、低価格帯のものしか買えない人が高価格帯のものを買う可能性ってかなり低いような気がするし、そうであればそもそもニトリとかIKEAとか手頃なイメージのあるお店に最初から行くので大塚家具に来ることってないのではないかと思いました。少なくとも自分はそうかなと。

では自分であればどうするかというところを役員でもなければ社員でもなくて、株主でもなければ顧客でもないので無責任に書くと、低価格路線に振るのは無理があるし幅広くというのもなんか中途半端なので、まずは低価格帯を買いたい人を連れてくるために、リユースの事業を強化したいなと。しかも、リユース品の場合デザインなどバラバラのものが多いと思うので、そこはプロの方々がトータルコーディネートをして、単品ではなくそのままセットで買っていけるような状態を作る。それでいて、値段は低価格帯のお店より気持ち高いくらいに抑えられると、その人のお気に入りになれれば買ってもらえる気がする。もっとやるなら、それを低価格帯のお店の至近距離に作ってしまう。本当は高価格のものなんだけどUSEDだから安く買える。でもUSEDなのに使用感もほぼなく綺麗って状態であれば十分戦えるのではないだろうか?これをきっかけに大塚家具を使ったことがない人に来てもらえればいいなと。もう1つはSONYと業務提携したら面白いなぁと思ってもいます。SONYはLife Space UXってのをやっているので、便利な家具とかインターネットに繋げたら便利になりそうな家具をネットに繋げてみるみたいなのを共同で取り組んでPB作って売ってみるってのも面白そうだなと思ったりしました。大塚家具じゃないと買えない便利でおしゃれな家具みたいなのがあるとわざわざ大塚家具に足を運ぶ理由になるのかなと。

毎四半期はさすがに見ませんが、これからも決算を見ていきたいと思います。

2017/08/04現在
株価 : 861円
時価総額 : 167億円

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