定番製品は好調ながらもトイホビー事業が不調 原価率悪化もあり減収減益のバンダイナムコHDのQ1決算を見て見た件

8/4 , 2017

H30年3月期Q1連結業績(前年同四半期比)
売上高    1440億8400万円(-0.5%)
営業利益   156億1100万円(-33.3%)
経常利益   162億4000万円(-29.2%)
純利益    134億9800万円(-27.0%)

通期予想に対する進捗率
売上高    23.2%
営業利益   27.4%
経常利益   28.0%
純利益    33.7%
バンダイナムコHD

減収減益の着地になりましたが、通期業績予想を上方修正しました。修正内容は以下の通りです。

上方修正内容
売上高 : 6000億円=>6200億円
その他数値は据え置き

Q2の業績予想は売上高だけでなく全ての数値上方修正でしたが、通期は売上高のみの上方修正になりました。業績修正の要因ですが、Q1の実績とネットワークコンテンツ等が好調に推移していることを踏まえた上での上方修正でした。

各事業減益となっているのですが特にトイホビー事業の業績毀損が大きかったです。各事業の業績を見ていきます。

トイホビー事業
売上高 : 427億9400万円(-11.0%)
セグメント利益 : 13億4600万円(-61.8%)

ネットワークエンターテインメント事業
売上高 : 917億8900万円(+7.1%)
セグメント利益 : 127億800万円(-23.4%)

映像音楽プロデュース事業
売上高 : 104億100万円(-23.6%)
セグメント利益 : 26億700万円(-43.1%)

その他
売上高 : 62億4900万円(+1.4%)
セグメント利益 : -4100万円(赤字転落)

トイホビー事業がとにかく良くないですね。やっぱり今の子供たちは子供用スマホゲームや動画配信サービスなどおもちゃの代わりになるようなものが沢山ありますから、おもちゃで遊ばないんですかね?「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」といった定番IP商品は好調でガンプラも安定的に推移しました。そのほかにも取り組みを行ったものの事業全体としては商品のプロダクトミックス*の違いなどにより減収減益となりました。
(プロダクトミックス : 生産・販売する製品の構成のこと)

ネットワークエンターテインメント事業はスマホ向けゲームが好調で「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」や「ワンピース トレジャークルーズ」といった主力タイトルが高い人気で「アイドルマスター」の既存タイトルが好調に推移したほか新作タイトルも好スタートを切りました。アミューズメントビジネスにおいては既存店が好調に推移しVRを活用した機器や施設の開発を積極的に推進しているとのこと。

映像音楽プロデュース事業は「機動戦士ガンダム」「ラブライブ!」などの主力IPの商品展開を行い、また「ガールズ&パンツァー」や「黒子のバスケ」などの作品に関連したライセンス収入が貢献したとのこと。

個人的な意見みたいなやつ
決算短信には減益要因みたいなものがほとんど書いていなかったのでなぜ減益かみたいなのがわかりにくいのですが、1つは減収にもかかわらず売上原価が増えていて売上原価率で見ると前年同期が60.2%だったのですが今期は64.5%と4.3%も原価率が悪化しています。販管費率は23.6%から24.6%なので少し悪化。営業外収益等に関しては前年並みかむしろ営業外費用と特別損失は前年同期より少ないので売上原価率の悪化が利益を圧迫した感じだと思います。事業についてですがトイホビー事業の業績悪化がすごいので定番商品は継続しながらもできるだけ手を広げずにスマホゲームなどのネットワークエンターテインメント事業により力を注ぐべきなのかなと思います。トイホビー事業において大人向けのターゲット拡大の取り組みを行ったと書かれていたのですがそれは結構いいと思います。またスマホゲーム等については自社製品と競合することになってしまうとは思いますが、子供のおもちゃを代替するような、それでいて親も安心して子供に遊ばせられるようなアプリやサービスを出していくと面白いのかなと思います。昔であれば、飲食店に並びながら男の子がヒーローのおもちゃを持って遊んでいたり、女の子がおままごとっぽいことをしている光景を見ましたが最近ではスマホで遊んでいたり、動画を見ていることの方が多いように感じるのでそこに何か投入するのがいいように思います。

2017/08/04現在
株価 : 3890円
時価総額 : 8635億円

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