販管費減により百貨店事業が好調 4月にGINZA SIXの営業を開始したJ.フロントリテイリングの1Q決算を見てみた件

6/28 , 2017

H30年2月期1Q連結業績(前年同四半期比)
売上収益   1140億8400万円(4.0%)
営業利益   129億9200万円(36.8%)
税引前利益  136億6800万円(42.3%)
純利益    87億2000万円(23.1%)

通期予想に対する進捗率
売上収益   24.3%
営業利益   29.2%
税引前利益  30.6%
純利益    32.9%

J.フロントリテイリング

百貨店って苦戦しているメージがあったんですけど、増収2桁増益だったので驚きました。ちなみに会計基準ですが前年は日本基準で決算を出していたのですがH30年度からIFRSに変更になったとのことでした。百貨店系の会社って企業名と百貨店ブランド名が一致してなかったりするので念のために書いておくとJ.フロントリテイリングは、大丸、松坂屋、パルコを運営しています。また、最近の出来事だと4月にオープンしたGINZA SIXもJ.フロントです。厳密にいうとGINZA SIXはJ.フロント、森ビル、Lキャタルトンリアルエステート、住友商事が出資したGINZA SIXリテールマネジメントが運営を行っていて、Jフロントだけで運営しているわけではないです。興味がある方は、東洋経済オンラインの「GINZA SIX」が高級商業施設となったワケを読んでいただければと思います。

セグメント別の業績を見て見ましょう。

百貨店事業
売上収益 : 633億3100万円(-0.3%)
営業利益 : 70億7000万円(+82.8%)

パルコ事業
売上収益 : 235億800万円(-0.8%)
営業利益 : 34億9700万円(+2.5%)

不動産事業
売上収益 : 24億6700万円(+98.0%)
営業利益 : 4億3700万円(-18.3%)

クレジットカード金融事業
売上収益 : 24億8300万円(+4.0%)
営業利益 : 8億2100万円(+6.6%)

百貨店事業が大幅増益になっています。何か大きなことをしたというよりは費用の減少が要因なんじゃないかと思います。大丸松坂屋百貨店の個別業績を見ると売上原価率は約0.5%悪化しているのですが、販管費を見ると売上高は増えているのに金額自体下がっていて率を見ると1.23%改善しています。ちなみに、店舗別の売上高ですが、今四半期最高売上高は大丸だと神戸店の194億2000万円で松坂屋だと269億4400万円の名古屋店でした。細かいランキングは以下の通りです。

店舗別売上高ランキングTOP5(大丸・松坂屋混合)
1.松坂屋 名古屋店 269億4400万円
2.大丸 神戸店   194億2000万円
3.大丸 東京店   191億6000万円
4.大丸 心斎橋店  182億4600万円
5.大丸 京都店   158億400万円

松坂屋では名古屋店がズバ抜けて高いです。ちなみに松坂屋だけで見ると2番手は上野店の96億1400万円なので差が150億円以上の差があります。増減ランキングも作ってみました。

店舗別売上高前年同期比増減ランキングTOP5(今四半期売上高 : 億円)
1.大丸 心斎橋店 +7.5%(182.46)
2.大丸 東京店  +5.0%(191.60)
3.松坂屋 静岡店 +3.7%(52.82)
4.大丸 札幌店  +3.5%(148.94)
5.大丸 京都店  -0.2%(158.04)

増減で見ると大丸松坂屋通して15店舗中、増加は4店舗のみでした。心斎橋と東京の増収に助けられての増収着地といった感じです。大丸松坂屋通して最も売上高の少なかった大丸浦和パルコ店(7.38億円)ですが今年7月で営業を終了します。

免税売上高ですが大丸松坂屋全体で92億7400万円あって、そのうち50.9億円が大丸心斎橋店の売上でした。免税売上は他の店舗で2桁億円の店舗がないのでダントツですね。原因と思われるのは、心斎橋店の中にあるラオックスですね。一応、大丸京都店にもラオックスが入っているんですけど京都店は1フロアだけで心斎橋の方は6フロアにまたがっていて規模が全然違うので、訪日観光客が訪れる数もかなり違ってくるんだと思います。ラオックスのついでに他のところでも買い物をしてもらうといった感じなんですかね。いったことがないのでわかりませんが。

2017/06/28現在
株価 : 1607円
時価総額 : 4308億円

是非シェアしてくださいm(._.)m



日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin