ドイツの冷蔵庫コンプレッサーメーカーの買収が発表された日本電産の通期決算を見てみた件

4/25 , 2017

H29年3月期4Q連結業績(前年同四半期比)
売上高  1兆1993億1100万円(1.8%)
営業利益  1403億3100万円(19.3%)
税引前利益 1422億7800万円(21.4%)
純利益  1117億2100万円(24.2%)

通期予想に対する進捗率
売上高 99.9%
営業利益 100.2%
経常利益 101.6%
純利益 106.4%

日本電産

ドル・ユーロ共に前期比約10%の円高ながらも売上高のみ若干未達でしたが利益は達成しての着地となりました。また本日、ドイツのコンプレッサーメーカーのセコップグループ(4社)の株式100%と各社に対する貸付債権の取得が決定し譲渡契約が締結されたことが発表されました。取得価格は1億8500万ユーロ(約222億円)で主な事業内容は家庭用商業用の冷蔵庫コンプレッサーの開発・製造・販売で2016年12月期の売上高は3億5660万ユーロ(約437億9200万円)です。冷蔵庫コンプレッサーにおいては欧州のマーケットリーダーで商業用冷蔵庫コンプレッサーに関してはグローバルマーケットリーダーとのことで、貢献を期待してしまいますね。また、これによりグローバルアプライアンス部門は今までの洗濯機・乾燥機・食洗機に加え冷蔵庫市場への本格参入も発表されました。

製品グループ別の業績は(カッコ内は増減率)
精密小型モータ製品グループ
外部売上高 : 4371億500万円(-2.4%)
営業利益 : 679億2900万円(5.0%)
営業利益率 : 15.5%
=>HDD用モータは販売数量は横ばいだったものの為替の影響により減収、その他小型モータは増収でした

車載及び家電・商業・産業用製品グループ
外部売上高 : 5720億8500万円(3.1%)
営業利益 : 580億8500万円(26.8%)
営業利益率 : 10.2%
=>家電・商業・産業用は新規連結会社の売上増により9.7%の増収、車載は電動パワステ用のモータやコントロールバルブ製品の売上増があったものの為替影響により減収

機器装置製品グループ
外部売上高 : 1223億4100万円(13.5%)
営業利益 : 679億2900万円(44.9%)
営業利益率 : 17.8%
=>有機EL搬送用ロボットの増収

電子・光学部品製品グループ
外部売上高 : 640億7200万円(-0.1%)
営業利益 : 98億6200万円(82.3%)
営業利益率 : 15.4%

その他製品グループ
外部売上高 : 37億800万円(1.1%)
営業利益 : 5億5900万円(3.9%)
営業利益率 : 15.1%

地域別の売上高構成は以下の通りです



2017年4月25日現在
株価 : 1万340円
時価総額 : 3兆827億円

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