変則決算となった電子書籍事業を行うイーブックイニシアチブジャパンの5Q(通期)決算を見てみた件

4/24 , 2017

H29年3月期5Q*連結業績(前年同四半期比)
売上高 119億8200万円(-%)
営業利益 1700万円(-%)
経常利益 1400万円(-%)
純利益 1100万円(-%)

通期予想に対する進捗率
売上高 104.2%
イーブックイニシアチブジャパン

(*5Qとなっているのは決算期変更によるもので今期は14ヶ月決算)
今期は決算期変更により変則的な決算となっています。決算期変更後の通期業績予想を上回る着地となり最終損失予想でしたが黒字での着地となりました。また経常利益も一昨年以来の経常黒字となりました。

セグメント別の売上高は
電子書籍事業
売上高 : 67億4149万円
(内訳 : 電子書籍配信95%程度、電子書籍提供事業5%程度)

クロスメディア事業
売上高 : 52億4145万円

1期間の長さが14ヶ月なので単純に比較できませんが吸収合併したブークスの売り上げが通年寄与したことで前期比+164%となりました。また電子書籍事業の電子書籍配信については4Q(通常の12ヶ月)時点で売上高が前年同期比+15.8%で5Q時点で+30.6%で好調であることがうかがえます。

5Q末時点における取扱冊数は56万4580冊で、内訳は男性マンガが16.2%、女性マンガは19%、総合書籍は57.8%、その他7%となっており、取り扱っているジャンルではマンガより総合書籍が多くなっています。登録会員数は5Q末時点で139万5000人でした。驚きだったのは、まとめ買いサービスの充実により購入者1人あたりの月間平均購入額が5000円であること。詳しい数字が書かれているわけではなく参考資料の中にさらっと書いてあるだけなんですけどある、調べてみると平均の月の書籍購入金額はそんなに高くないのでかなりすごいことなのではないかと思います。(他の電子書籍サービスをやっている会社がどれくらいかわからないのでなんとも言えませんが。)

ちなみに、マンガはあまり読まないんですけど、2016年度の男性女性マンガベスト10などが紹介されていたので一部を一覧にしてみました。

男性マンガベスト10
1.キングダム
2.ワンピース
3.進撃の巨人
4.ベルセルク
5.闇金ウシジマくん
6.宇宙兄弟
7.アイアムヒーロー
8.テラフォーマーズ
9.HUNTER×HUNTER
10.弱虫ペダル

女性マンガベスト10
1.ちはやふる
2.逃げるは恥だが役に立つ
3.東京タラレバ娘
4.夏目友人帳
5.君に届け
6.昭和元禄落語心中
7.のだめカンタービレ
8.甘々と稲妻
9.スキップ・ビート!
10.ヲタクに恋は難しい

女性マンガベスト10はドラマになったり映画になったものが多い感じがしますね。女性に人気のマンガは高視聴率を期待できるのか、そとれとも人気のあったドラマは原作コミックも人気になるのかどっちなんでしょうか。

さてH30年3月期の業績予想ですが黒字着地の予想となっています
売上高 105億円
営業利益 2億円
経常利益 2億円
純利益 1億2500万円

ヤフーによるTOBと第三者割当増資によりイーブックイニシアチブジャパンの株式を44.6%取得したことでヤフーの連結子会社になったことで昨年末よりヤフージャパンIDやヤフープレミアム会員との連携が行われていたり今年2月からはyahooウォレットの導入が行われるなどヤフーとの連携が進んでおり、それらによる既存事業の成長(ヤフーからの業務受託を含む)が見込めることや2018年度以降の成長に向けたシステム等への投資も含んだ上での黒字予想になっています。

2017年4月24日時点
株価 : 1495円
時価総額 : 82億円
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