くらコーポレーションの1Q決算と3月末上場のスシローグローバルホールディングスの詳細を一緒に見てみた件

3/3 , 2017

H29年10月期1Q連結業績(前年同四半期比)
売上高 301億9300万円(7.3%)
営業利益 14億5600万円(-23.1%)
経常利益 19億3000万円(-3.9%)
純利益 13億1100万円(-1.6%)

通期予想に対する進捗率
売上高 25.4%
営業利益 22.2%
経常利益 28.0%
純利益 29.0%

くらコーポレーション

回転寿司チェーンのくら寿司を運営しているくらコーポレーションの1Q決算です。
寿司チェーンといえば、3月30日にスシローを運営する
スシローグローバルホールディングスが上場するので、その話も交えて書いていきたいと思います。

まず、2015年度時点の回転寿司業界の業界順位ですが
売上高ランキングは
1位スシロー(1362億円)
2位くら寿司(1053億円)
3位はま寿司(1010億円)
(数値はフードビジネス総合研究所調べ)
くら寿司といえば回転寿司とは思えない商品を多く発表して
話題になっているイメージがあります今四半期も
四半期の初めにあたる11月に投入した
「牛丼を超えた『牛丼』」が好評だったとのこと。
また1月には中華系の商品を投入し
「胡麻香る担々麺」「特撰海老マヨ」「完熟マンゴー杏仁」も好評とのことでした。
投入された商品だけ見ているともはや寿司屋ではないような感じがしますが
他者との差別化にはなっているのかなと。
くら寿司行くと割と寿司だけじゃなくて麺類だったり丼モノだったりを
一緒に頼んでいる人を多く見かける気がするので。
また、今四半期から非連結子会社であった台灣國際藏壽司股份有限公司が
連結に含まれるようになり、1月18日にグループ初の海外店舗として
台湾に路面店をオープンしました。今後順次出店していくようです。

今四半期の売上原価率は46.4%となり前年同期比0.4%程度悪化しています。
販管費率は前年同期比1.4%悪化して48.7%となりました。
決算短信の冒頭にも書かれていましたが、労働需給逼迫による人件費上昇が主な要因っぽいです。

さて、
3月末に上場するスシローグローバルホールディングスですが
現時点で市場はまだ確定しておりません。
証券コードは3563
3月30日はユーザーローカルの上場も予定されています。

株式は公募はなく全て売り出しのみで
オーバーアロットメント込みで2113万4700株
内訳としては
筆頭株主のConsumer Equity Investments Limitedが
1892万3900株を売り出し、オーバーアロットメンとを除いた場合の大半の売出株放出元となります。
この売出により持ち株は約913万株まで減少しますが、
2番目の大株主である社長の約26倍の持分なのでおそらく当面は
Consumer Equity Investments Limitedが筆頭株主になるような気がします。

業績ですが2016年9月期は(前年同期比)
売上収益 : 1477億200万円(+8.5%)
営業利益 : 75億900万円(+9.0%)
EBITDA : 122億6700万円(+13.8%)
店舗数 : 450店舗(+32店舗)

店舗数については
2014年度以前に比べて以後は
出店数と退店数が増えた印象を受けます。

上場後ですが、個人的な予想ですが
仮条件も出ていないので初値はともかく
長い目で見れば伸びていくような気がしなくもないです。
(飲食系は株主優待などの株主施策によって安定的に伸びていくイメージがあります。あくまでイメージですが)
ただ、筆頭株主はファンドなのでいづれ売るはずなので
どのようなタイミングで売られるか、その辺が気になるところです。
また、JAの出資による効果(原価が下がるとか)がどの程度あらわれるか注目したいなと思います。
ちなみに、出資ですが40億円とのことなので数%程度の持分になるのかなと思います。
このIPOでの公募はないので、別に新規出店とかの資金調達をするわけではないことを考えると
素人考えなのであれですが、海外展開次第ではくら寿司が差を詰めるってこともあるのかなと
いずれにせよ、国内競争より海外展開でさらに差が出る感じはある気がします。

くらコーポレーション
2017年3月3日現在
株価 : 4705円
時価総額 : 973億円

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