業績予想を大幅下方修正と配当予想修正のIHIを見てみた件

10/24 , 2016

本日業績予想下方修正と配当予想の修正が発表されました。
業績修正幅は大きく
2Q業績予想は四半期純利益90億円の黒字から一転
-50億円の赤字に
通期でも当期純利益220億円予想から0円に下方修正されました
詳細は以下の通りです

2Q業績予想(修正前 => 修正後)
売上高 : 7000億円 => 6900億円(-100億円)
営業利益 : 230億円 => 120億円(-110億円)
経常利益 : 160億円 => 50億円(-110億円)
四半期純利益 : 90億円 => -50億円(-140億円)

通期業績予想(修正前 => 修正後)
売上高 : 1兆5200億円 => 1兆5000億円(-200億円)
営業利益 : 580億円 => 380億円(-200億円)
経常利益 : 440億円 => 180億円(-260億円)
四半期純利益 : 220億円 => 0億円(-220億円)

配当については
通期6円/1株予想から無配に変更されました。

業績予想修正の理由としては
前提為替レートの変更(米ドル : 105円→100円、ユーロ : 115円→110円)に加え主に3つのプロジェクトのコスト増が原因となりました。

いかにそのプロジェクトとざっくりとした要約を。

1.シンガポール向けドリルシップ船体建造工事
=>電装設計不適合があり、設計内容を精査した結果、追加・再設置が必要なものが出てきた
これにより電装工事に大きな遅れが生じ遅れをキャッチアップするためにリソースの投下が必要に。
追加コストの発生。

2.ノルウェー向け海洋上浮体式石油生産貯蔵積出設備船体建造工事
=>詳細設計の図面改定作業が完了し最終確認段階で配管の干渉を回避する設計の見直しも実施した。
結果、いくつかの工程で大幅な物量増加、後戻り作業の必要が出てきた。
これにより見積もりコストが増加し引渡し予定も2ヶ月遅れることになった。

3.国内向けLNG船用SPBタンク建造工事
=>船体搭載の工程には熟練技能者の集中投下をおこなったが、作業難度が想定を超えていて後戻り作業が頻発。
キャッチアップのための対策が必要になった。
キャッチアップのために作業エリアを増設し技能者の習熟効果もなかったことからこれを一切見込まず今後の作業量を見直したことでコストが大幅に増加し完成予定が1~2ヶ月ずれ込むことになった。

2017年3月期 業績予想および配当予想の修正に 関する説明資料

2017年3月期第2四半期連結累計期間及び通期業績予想, ならびに配当予想の修正に関するお知らせ

2016年10月24日
株価 : 302円
時価総額 : 4671億円
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